金庫の鍵は以下のような種類があります。

  1. ダイヤル式
  2. シリンダー錠
  3. テンキー式(プッシュ式)
  4. ICチップカード式
  5. 生体認証システム

それぞれの特徴、価格帯などを見ていくとすべての家庭において、高機能のロックシステムを持ったものが必要かというと、そうとも言えません。自分の用途や状況に合わせて金庫の錠前のタイプも選ぶ方がいいでしょう。

この記事では、鍵タイプ別の特徴を紹介していきますので、選択の参考にしてください。

ダイヤル式

ダイヤル式の金庫まず家庭の金庫として思い浮かぶのがこのダイヤル錠を装着した金庫です。

100万回程度ダイヤルを変換することができ、アナログなので故障が少ないのが特徴。

番号設定は鍵の製造時に決められるものが多いですが、後で番号を変えられるものもあります。

シリンダー錠

シリンダー錠の金庫玄関扉などでも一般的に使われている鍵を差し込み回すタイプの鍵です。

シンプルでこちらも故障が少ないの特徴です。

ダイヤル錠のように番号を覚えておく必要はありませんが、鍵をなくしてしまうことがトラブルの原因になるので注意が必要です。

テンキー式(プッシュ式)

テンキー(暗証番号)式の金庫好みの暗証番号を簡単に設定できるテンキータイプです。

操作が簡単なのが特徴で、暗証番号(4~10桁)のボタン式テンキー錠は簡単に暗証番号が変えられるので、引き続いて、別の利用者が使う場合に便利です。ホテルの金庫などで採用されています。

反面、簡単な番号を設定してしまうと第三者に暗証番号を判別されやすいという心配があります。

ICチップカード式

ICチップ入りのカードを使って解錠するタイプです。

現在では「Suicaやおサイフケータイ」などにも使用されているICカードに対応したものや、自分のスマートフォンを鍵として登録できる金庫もあります。

生体認証システム(指紋認証式・指静脈認証式・顔認証式など)

指紋認証式の金庫会社などのセキュリティの厳しい部門で採用されていた生体認証システムが、家庭用の金庫にも使用されるようになってきています。

暗証番号を覚える必要も、鍵を紛失する心配もなく、第三者に漏れる心配もありません。誤認証なども少なくなり、認証精度も高まって、安全性には優れてきていますが、価格がそれに伴い高くなります。

また、デジタル製品なので、故障も起こりやすく、電源を必要とするので停電などがトラブルの一因となるという問題もあります。